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・・・山旅 北アルプス:雲の平編・・・(3日目)
2007/8/18
4時過ぎ、再び起床。まだ薄暗いテラスに出て朝食の準備。標高が高い山の上でも夏はけっこう暖かい。昨夜もほとんど布団を蹴飛ばして寝ていた。きっと体に垢が溜まって保温効果があるのだろう。ん~、表現が汚い。きっと温泉に入ったからだね。 徐々に明るくなっていく景色を見ながらテラスで朝食。な~んて贅沢な時間なんでしょうね。 まだ朝もやの残る湿原を見ながら5:40出発。天気はー、曇りかな。 続いて雲の平までの登り。こちらも所々ハシゴをまじえての急登。暑い。体が熱くなると自らの体の熱気と共に体に付いた昨日の温泉の香りが立ち上がってくる。はぁ~、温泉よかったな~。 温泉の匂いに刺激された訳ではないだろうが、樹林帯の中は風が通らない。風が無いと虫が寄って来る。休憩する度に小さな小さなアブのような虫が体の周りをブンブン飛び回ってかなりうっとうしい。ゆっくり休憩もしてられない。 徐々に標高が上がり、樹林帯を抜け出しひとごこち。景色は岩と草のミックスした高原風に変わる。雲の平は近い。 天気が良ければ雲の平を眼下に見下ろせる祖父岳に登りたかったのだが、頂上はガスか掛かっているので諦める。スイス庭園までぷらぷら散策。昨日泊った高天原が眼下に見渡せる。 のんびりした後、雲の平を後にする。よく整備された木道を薬師沢方面に下っていく。雲が流れ、時々太陽が顔を出す。日が差すと急に暑くなる。太陽光線は空気が澄んでいるせいもあって強烈光線だ。あじ~。日焼けする~。 木道が終わり樹林帯へ入る。ここから薬師沢小屋までは岩のゴロゴロした急下降の真っ直ぐな道。下るのも大変だが、登るのはもっと大変。以前、雨の中を一人で登った時はアドレナリン全開のフルパワーで、狂ったように登ってヘロヘロになったのを思い出す。(でもその時土砂降りの雨の中で見た雲の平は、水がキラキラした夢の中の景色のように綺麗な印象を残している) 今日みたいに暑い日に登るのも大変だよな~。途中、6パーティぐらいとすれ違ったが、その内1パーティ以外はみんな『あとどれぐらいですかねー?ゼーハー、ゼーハー』と息も絶え絶えに聞いてきた。そして『お疲れ様。でもまだたっぷり残ってますよ~』と答えるのであった。 11:40、急坂を下り終え薬師沢小屋到着。 こんな暑い日にこんな美しい沢を遡行するのは幸せだよなー。また行ってみたいねー。来年、計画しようかなー。 河原でお湯を沸かし、『黒部源流塩ラーメン』を作る。水が綺麗だとサッポロ一番塩ラーメンも美味しさが3倍増だね。 (でも残念ながら上流には山小屋があるので、水質汚染の一抹の不安はある。安心して沢の水をそのまま飲めるところは少なくなっているのが現状だ。) 1時間たっぷり潤った後、薬師沢小屋を後にする。太郎平までコースタイムで2時間45分。最初は緩やかな登り道をゆっくり進む。たっぷり潤った後だが、日が照るとやっぱり暑い。途中の小さな沢で頭を冷やす。腕立て伏せの様な格好で頭だけを水の中につける。これってすっごく気持ちイイ!是非一度やってみる事をお奨めする。 話しはそれたが、太郎平への登りは続く。大きな沢を越えたところから傾斜がきつくなり足取りは重たくなる。 今日もよく歩いたねー!
by shirabiso
| 2007-08-29 22:26
| 山登り・温泉
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