人気ブログランキング | 話題のタグを見る

写真で綴る、自然とのふれあい日記
by shirabiso
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31


憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) 

10/12(金曜日) 上高地(06:30)→(09:30)横尾(10:00)→涸沢ヒュッテ(13:30)
10/13(土曜日) 涸沢ヒュッテ(07:20)→(10:20)北穂高岳(11:00)
                      →(14:00)涸沢岳(14:15)→穂高岳山荘(15:10)
10/14(日曜日) 穂高岳山荘(07:30)→奥穂高岳(08:10)→前穂高岳(10:15)
                           →岳沢ヒュッテ(13:10)→上高地(15:00)


2007/10/14
魅力満載なこのスペシャル&ゴールデン山行も今日で終わり。
新人さん達にもう一つ見せたかった景色が、標高3,000mの稜線からの朝の景色です。
それはそれは神々しい景色です。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_2020153.jpg

日の出前の5時15分、まだ暗い中、昨日の涸沢岳まで登り始めます。
頂上まではあっと言う間。
さすがに10月ともなればかなり冷え込みます。
この時の為に持ってきた冬用のタイツやら、ダウンやら、着れる物を全部着込みました。
それでもやっぱり寒いです。
テルモスに入れてきた温かいスープを飲みながらジーっと待ちます。
ですが今日も東の空には雲が掛かっていて、何とも微妙な感じ。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_2021097.jpg
空も明るくなり、日の出の時刻。
雲と陸地の間に少しだけ隙間があります。
その隙間から太陽がちょっぴり顔を覗かせました。
残念ながら穂高の山々を赤く染めるほどの光量はありません。
昨日に続いて朝焼けだけは今回縁が無かったようです。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20255419.jpg

でもそれに代わって現れた雲と光の素晴らしい景色です。

雲海が綺麗に見えます。
横からの優しい太陽光が差し込み、雲が海のように。まさしく雲海ですね。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_202717.jpg

憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20282544.jpg

低い山が海に浮かぶ島のように見えます。

遠くには富士山のシルエットが浮かんで見えます。
色んな山に登って、この富士山と槍ヶ岳が見えると何故か嬉しくなるなの何故なんでしょうかね。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20294450.jpg


朝の景色は光の芸術。
刻々と変化していく姿は、見ていて飽きません。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20303512.jpg


陽もすっかり昇った頃、ようやく小屋に戻って朝食です。
小屋に泊っていた人達は、もうほとんど出発してしまっていて、我々は今日ものんびり出発。

憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20312767.jpgまずは奥穂高岳へ。
ここまで登って来ると景色が一変します。
真下には上高地が見下ろせ、西穂高岳・焼岳・霞沢岳に囲まれて、大正池や帝国ホテルの赤い屋根が箱庭のように見えます。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20322215.jpg遠く、こんな景色も見れました。
低く沸き立つ雲と山々の景色は、神々の住む世界を想像させます。
宮崎駿のアニメでこんな光景を見たような気が。
太古の昔から変わらぬ景色。
そんな神々しい景色を見ると心が洗われます。


憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_2033279.jpg右に上高地へ続く岳沢・左に涸沢を見下ろしながら、前穂高岳への縦走路を進みます。
紀美子平にザックをデポして、前穂高岳(標高3,010m)10時着。
北穂高・奥穂高に続き3つ目の穂高。
ずっと天気に恵まれた、すばらしく贅沢な山行です。

槍ヶ岳に最後の挨拶をして、ここからは一気に下ります。

憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20335975.jpg
転げ落ちるような一気の下り。

さっきまでいた穂高の稜線がどんどん高いところに。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20343815.jpg

この岳沢の紅葉は、涸沢に比べるとダケカンバの黄色が目立ちます。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20353146.jpg

そして南向きのおかげで光が多く差し込んでくる明るいカールです。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20515131.jpg

涸沢とはまた違った良さがありますね。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20362826.jpg
上高地の河童橋がもうこんなに近くに見えます。

景色も天気も素晴らしかった山行にフィナーレが近づき、ちょっと寂しさがこみ上げてきます。

15時、二日前にワクワクしながら出発した上高地に戻ってきました。

新人さん達の為に計画した山行でしたが、こんなに素晴らしい山行になるとは思っていませんでした。

 涸沢の色鮮やかな紅葉。

 北穂高岳からの雄大な眺め。

 スリル万点の稜線歩き。

 朝の神々しい光の風景。

 奥穂高岳から見た、低く沸き立つ雲の景色や箱庭のように見えた上高地。


どれもこれも深く心に残りました。

途中ゆっくりしていたおかげで、最後はちょっとバタバタ。
上高地温泉ホテルの日帰り入浴は終了間際で30分しか入れなくて、
上高地帝国ホテルの1階ラウンジも同じく終了間際で30分のみ。

憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20415394.jpg

でもやっぱり最後はここのケーキセットです。
私が選んだのはガトーショコラのチョコレートケーキ。
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_20422826.jpg

他の3人が選んだのがイチゴのタルト。


で、イチゴのタルトがとっても美味しかったです!

どうもこの帝国ホテルでケーキを頼むと、私が選んだものより他の人が選んだものの方が美味しいのです。
何故?
山を選ぶセンスはあっても、ケーキを選ぶセンスが無い?
次回頑張ります!

でも基本的にどのケーキも美味しいんですよ。コーヒーも。
やっぱり帝国ホテルですね。

※ケーキセット1,500円也
憧れの北アルプス、涸沢カール・穂高縦走・・・秋がいっぱいのスペシャル&ゴールデンコース(3日目) _a0094730_2043584.jpg

大満足の山行の余韻と共に、最後はリッチな気分で帝国ホテル前からタクシーに乗り込むのでした。

※帝国ホテルのスタッフは、汚い格好の私達にも親切です。どんな方とも交わす滑らかな会話術。そして扉を開けて送り出してくれる爽やかな笑顔。いいですね。教育が行き届いていますね。

    ---フォトアルバムはこちらへ---
by shirabiso | 2007-10-25 20:59 | 山登り・温泉
<< 秋の花(Ⅰ)   憧れの北アルプス、涸沢カール・... >>